name change
22







「本当に私も行っていいんですか?」






「当たり前だろ!名前もテニス部なんだから」





「そうだよ、名前ちゃん」





「んなに、気にする事はねーよ」





「はいっ!!」







名前、岳人、宍戸、長太郎の4人はストリートテニスコートへと向かって歩いていた






「それにしてもよぉ、よく跡部の奴がOKしてくれたな」





「お兄ちゃんは 生徒会の仕事が忙しそうだったので、言わずに来ちゃいました」





岳人の問いにニコッと笑って答えた名前に3人は同じ事を思っていた






「「(後で、殺されるっ)」」」




「あっ!この階段上がれば直ぐですよね!」




3人が青ざめているとストテニに続く階段を見つけた名前は、走って階段を上っていった




「あれ?」
階段を上り終えるとそこには爽やかな青のジャージをきた人が目にはいった


「名前??」




「やっぱり桃先輩だぁ!」




振り返った桃城をみて名前は笑った



「一人で来たのか?」



「いえ、先輩達と一緒です。けど、後ろでブツブツ言ってたんで置いて来ちゃいました!!桃先輩は?」




「俺は越前とだぜ!」





「越前くんと!!?」





「何してんスか?」




名前と桃城が話していると後ろから特徴あるアルト声が聞こえた




「越前くんも居たんだ!」




「!あんた…」


「私もね、先輩達と来たんだよっ!!」




「ふーん」


笑いながら話す名前とは裏腹に越前はファンタを飲みながら興味なさそうに聞いていた

「名前ー!お前行くの早えよ!!……って、桃城に越前!?」



「何で居るんだよ」



「名前の言ってた先輩達って、宍戸さんに向日さんと鳳だったのかよっ!」



「大将は居ないんだ?」



「跡部ならこねーよ」


「なんだ。つまんないの」



「俺たちじゃ役不足ってか?」




「さぁね」




険悪(?)な雰囲気の中名前の声が響く



「テニスしないんですか?」




「するに決まってんだろ?」




「そーだ、おい桃城っ!!試合しようぜ」





個々にラケットを出している時、岳人が桃城に試合を挑んだ




「いいっスよ」




「んじゃ、俺は越前に相手してもらうか…先いいか?長太郎!」




「勿論です!宍戸さんっ!」




「お前もいいか?」


「…負けても知らないっスよ?」




10分後


「上には上がいること教えてやるよ!」



「暴れたんねーな、たんねーよ」


「まだまだだね」


「激ダサだぜ」


「宍戸さーん!頑張って下さい」


「越前くん!頑張って!!」


「みんな楽しそうだなぁ…来てよかった!」



名前は、試合を見ながら笑った




ある昼下がり
(お兄ちゃんも連れてくれば良かった)(あっ!越前くんが決めた)






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