name change
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----日曜日







「ん…、」






名前は、ゆっくりとベッドから起き上がった







「(今日か…)」






名前と跡部は、やはり あの日から必要最低限の事以外は話していない






いつもなら、昼休みになれば迎えに来るのに、ここ何日かは来ていなかった(代わりに、岳人と忍足が来た)







そのあまりに、変な二人の関係に、跡部家の執事やメイドでさえも心配していた





コンコン








「失礼します。お嬢様。お食事の用意が出来ておりますよ」






名前が着替え終えると名前の専属メイド・杉山が入ってきた







「ん、」







「ご気分が優れないのですか?」







元気の無い返事に杉山が心配そうに聞いた




「ううん、大丈夫。」







「そうですか」







「……、杉山…」







「はい?」







「…、お兄ちゃんは?」







「先に召し上がって、コートへ行きましたよ」





「そっか……」


「大丈夫ですよ、お嬢様。きっとすぐに、景吾様と仲直りできますよ」






俯いた名前に向かって杉山は笑っていった







「うん、」







「そんな顔なさっては駄目ですよ。今日は、お出掛けになられるのでしょう?そんな顔されてたら楽しめませんよ」







「うん。」







名前は杉山にニコッと笑うと部屋を出ていった







「上手く笑えてませんよ。お嬢様」






杉山が悲しい顔で呟いた言葉は、空しくも部屋に響きわたった







心に開いた穴
(早く、元に戻って下さいね。景吾様、名前様)(いつまでも、悲しい顔をするお二人を見たくありません)





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