name change
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文化祭当日



名前は、自分のクラスの衣装、黒いワンピースに黒い猫耳と尻尾をつけていた



「キャーvV名前可愛いっ!!」


鈴は、名前の髪をクルクルに巻き終わってから、言った

「ありがとね、鈴ちゃん」



「名前のためならお安いご用よ!」



教室の中心でニコニコと笑う名前にクラス中の視線が集まっていたのに名前は気づいていなかった



「私、校門の所で宣伝してくるね!!」



名前は、チラシを持つと走って教室を出ていった



「んー、やっぱり人が多いなぁ…」


校門にきたはいいがあまりの人の多さに名前は吃驚していた


「よしっ!がんばろっ!」



名前は、胸の前で拳をつくり気合いを入れるとチラシを配り始めた


「1AでコスプレカフェやってますvV是非来てください」



「チ、チラシください」


名前の可愛さにチラシを求める人だかりが出来た


「あれ?名前ちゃん??」



「!!周助先輩っ!!」



「久しぶりかな?」



「あっはい!!来てたんですね!」



「うん、英二がどうしても行きたいって言ってね」


「英二先輩が…「名前ーー!!!」」



「英二先輩っ!!」



前から走ってきた英二を見て名前はにっこりと笑った


「菊丸先輩っ!!行くの早すぎっスよ」


高くも低くもない声が菊丸の後ろから聞こえ、名前は菊丸から視線をずらした


「越前くんっ!!?」



「あれ?アンタ…」




「え、越前くんも来てたんだっ!!」



「……菊丸先輩に拉致られてね」




「そうなんだ…」



「流石だね…」



「な、何がっ?」



「文化祭」




「え?」



「流石、氷帝って感じ。スゴい盛大だし。無駄に金使ってるとこもあるけど」



リョーマは、少し皮肉っぽく言ったが名前には褒め言葉にしか聞こえなかった


「へへっ//いっぱい楽しんで行ってね」


「ところで名前〜!!にゃんでそんな格好してるのかにゃ??」



菊丸が名前の服を指差して「これは、私のクラスの衣装みたいなものなんです!!」


「衣装?」


「はいっ!私のクラスは、コスプレカフェなんです!!あ…似合ってないですか?」


俯いて聞く名前に不二がニコッと笑った


「似合ってるよ。可愛い」



「うんうん!すっごく可愛いにゃ」


「まぁまぁじゃない?」


リョーマに関しては微妙だったが、名前は逆にそれが嬉しかった


「ありがとうございます!!」



思わぬ出会い
(越前くんの私服姿かっこ良かったな…)(ねぇねぇ不二、なんかあの2人いい感じだったよな)(跡部が黙ってないんじゃない?)



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