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「蔵、あのね!」
「邪魔や」
「話しを聞いて!蔵」
「……」
財前くんと屋上で話をしてからあたしは諦めずに蔵に話し掛け続けたけど、蔵はあたしの話に耳を傾けようとはしなかった。
「蔵っ!!!」
あたしは遠ざかる蔵の背中に向かって思いっきり叫んだ
あたしの大声を聞いた蔵はビックリしたのか振り返った
「りんちゃんは、蔵の事本気じゃないんだよ!!ただカッコイイ彼氏作って、自慢したいだけなんだよ!!蔵のこと、モノとしか思ってないんだよ!!!」
思い切り廊下で叫んだるあたはを多くの生徒の注目の的となってるけど、気にしてる場合じゃない
「お前、ええ加減にせ「蔵だって薄々気づいてるんでしょ!?目覚ましてよっ!!!」
「嘘言うのも大概にせぇやっ!!ホンマええ加減にしろや!!」
怒鳴り散らす蔵にあたしは、怯んでしまっていると、後ろから声が聞こえた
「ええ加減にするのは部長の方っすわ」
救いの声
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