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09








「な、何なん!?いきなり叩くとかあり得へんわ」


りんちゃん達の前に出たら、あたしは彼女の頬を叩いた


「蔵は、道具なんかじゃないよ…」


「は?」


「蔵をモノ扱いしないでっ!!」


自分でもビックリする位大きな声が出て、彼女達は一瞬怯んだけど、りんちゃんはすぐにあたしを睨み付けて笑った


「何?アンタそんな事言いに来たん?」


「そんなことって…!?」


「ホンマに馬鹿やね?大体、ただの幼なじみでしかないアンタに、とやかく言われる義理ないんとちゃう?迷惑なんやけど」


「っ!!」




「名前っ!!!」



振り向くと息を切らした彼が目に入った






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