否定された未来


「僕は君を永遠に愛す」


name change




私は病気らしい。すぐに治るとお医者さんや両親は言ってた。だけど、私の体の事で私が一番わかってる。きっと、治らない。私は死ぬのかもしれない。


真っ白な病室で私はただ時が過ぎるのを待っていた。
正直に言うと、死ぬのは怖い。死にたくない。まだやり残した事が沢山ある。景吾とした未来の約束だって果たしたい。


「なまえ」



「景吾」



「調子はどうだ?辛くねぇか?」


私の頭を撫でて聞く景吾の暖かさに私は涙を零した。



「なまえ?どうした?」



「死にたくないよ、死にたくない…ずっと、ずっと、景吾と一緒に居たいよ……」



「ずっと一緒に居れるに決まってるだろ」



嘘だよ、景吾。ずっと一緒になんていれないでしょ?知ってるんでしょ?私が死ぬって事…



「け、ご…好きっ…愛してるっ…!!」



「…俺も愛してる」



「消えたくない。嫌だよっ!景吾が違う人と結婚するなんて…嫌だよっ!!死にたくないっ!生きて、っ…景吾と、結婚っしたいよっ…!」



「………、俺は、なまえが以外の奴を愛さない。一生っ、お前だけを愛すっ……!!」




苦しいんだ。束縛に似た約束は


それでも、あなたに愛されたいと願ってしまう私を許してください…







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