否定された未来


「僕は君を永遠に愛す」


name change



俺の中にいるなまえは、いつも笑ってた

人を引きつけるような綺麗な笑顔でいつも俺の隣にいた。
俺はなまえを愛し、なまえも俺を愛していた。休日には毎週のようにデートをした。


いつだったか、なまえは俺に未来の夢を話した



「私の夢はね、景吾のお嫁さんになって幸せな家庭を築くことなの!」



「子供は2人くらい欲しいな〜。もし男の子だったら絶対にテニスをやらせるの!!」



「だって景吾の子供だよ?絶対テニス上手になるよ」



「そうだな、その夢、俺様が叶えてやるよ。」


「本当に?」


「あぁ」


「ふふ、景吾大好き!!」




叶えられると思ってた。この先俺の隣にはずっとなまえが居ると思ってた。2人で話した未来予想図を幸せな未来に俺達は、希望を抱いていた。


なのにー…




俺達の未来は絶望という色に染まった





「白血病…?」



「なまえさんの場合、発見が遅く…残念ですが一年は持たないかと…」




なまえが白血病にかかっているということは突然わかった。
発見が遅く、進行が早く進んでいる為なまえは助からないと医師から聞かされた。

なまえの両親は泣き崩れていた。
俺はなまえが身に起こっている事態をすぐに理解できなかった。

ただ、俺となまえの2人で考えた未来は来ないと言うことだけは理解できた。



一生を共になんて、


左頬に一筋の涙が流れた







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