白黒シグナル | ナノ


*美姫視点

折角神様にお願いしてテニプリの世界にこれたのに、なんなのよ、あの女っ!
世界で一番可愛い私に向かって暴言だなんて!
世界は私を中心に回ってるのよ!?
それなのに、頭大丈夫か、ですって!?
頭にきちゃうっ!
大して可愛くもないくせによく私にそんなこと言えるわね!
テニス部の皆は私をちやほやしてくれる。
でもあの女――二反田蒼はそれを壊そうとしてるのよ!
あんな女いらない、この世界にいらない。

「景吾ぉ、私生徒会副会長さんに暴言はかれたのぉ」
「それは本当か!?
今から文句を言いに行ってくるから、美姫はそこにいろよ!」
「ありがとぉ、景吾ぉ」

私にかかればこんなことちょろいのよ。
これって私が可愛くて、お姫様に相応しいからでしょう?
私の話を聞いていたのか、周りにいた亮や岳人達が私を慰めてくれた。
愛されるのは私だけでいいのよ、私だけで十分なの!
だから、私考えたのよ。
二反田蒼を消しちゃえばいいんだって。
簡単な話じゃないの。
まずマネージャーをやらせて、私がいじめられたような演技をする。
そうしたら皆二反田蒼をいじめるはずよ。
それに耐えられなくなった二反田蒼は最悪でも転校、一番いいのは自殺ね。
とにかく学園からあの女が消えれば、今度こそ私がお姫様!
だから、いい顔をしてられるのは今だけよ、二反田蒼!
すぐに私に暴言をはいた罪を償わせてあげるんだから!

(哀れな少女は知らない)
(テニス部に、少女のことを嫌いだと思っている輩がいることを)


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美姫はとりあえず頭が残念な子
自己中で、思考が色々飛んでる
いかにも頭が悪そうな奴を書きたくて←