オタク連載 | ナノ


氷帝学園に通う神田聖羅はシスターである。
家に帰れば修道服に着替え、迷える子羊達の懺悔の声に耳を傾け、救いの手を差し伸べる。
彼女にはそれが日常であり、そして自分を守る糧であった。

「今日は確か相互記念を書かなければならなかったはず…」

パソコンの前に座り、ディスプレイを見つめる。
そこには相互の申し込みメールが表示されていた。
聖羅はthe saving grace of Godという一次創作サイトを経営しており、出版社からスカウトの声もかかっている。
彼女自身、とある小説家に憧れ小説を書き始めたため、二つ返事でデビューした。
今や聖羅は人気作家だ。
それには満足しているが、聖羅はまだ他に趣味として手を出している物があった。
それはクスクス動画の躍り手と演奏者だ。
どちらもすぐ殿堂入りを果たすほどの人気で、聖羅はいつもパソコンの前で笑みを溢している。
だが、これは一般人からすれば異端と認識される事で聖羅は気付かれる事が嫌だった。
そこで利用したのがシスターという役職と学年で三本指に入る学力だった。
これでバレないと安心していたのが悪かったのかもしれない。
ある日、クラスメートにこう問われてしまったのだ。

「神田さん、シスターなんやろ?」

そこから彼女の世界は更に広がる事になる。


修道少女はシスター



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ついにやらかした←
ギャップのある女の子を書きたかったんだ、私の守備範囲の
だからってこれはないよな…
反省はしている、後悔はしていない