覚悟の決闘(15/19)

知っているのかな?
※覚悟の決闘の章。アルビオールでフェレス島へ向かう道中に発生。


ルーク「アリエッタは今のイオンがレプリカだって事は知らない可能性が高いとして……ユリアの方はどうなんだろう?」

ガイ「色々と知ってそうな雰囲気ではあるよな…。確証は無いが、イオンがレプリカって事も、既知な可能性は高いだろうな」

ルーク「…なぁアニス。ユリアっていつ頃から導師守護役をやってるのか、知ってるか?」

アニス「うーん、アタシが教団に入った時には、既にちょっとした有名人だったみたいだよ。実際に会った事はほとんど無かったけど……」

ガイ「そうか…。イオンに確認しておくべきだったかもな…」

アニス「そうだ!アタシより、アッシュの方がユリア奏士の事は詳しいんじゃない?二人って結構仲良さそうじゃん」

アッシュ「何故そうなる」

ガイ「で、どうなんだ?アッシュ」

アッシュ「…さあな。あいつとは、そこまで話をした事も無かったからな」

アニス「え?そうなんだ。何か、結構親し気な感じだったけど…」

アッシュ「俺がユリアと出会ったのも、アニスと同じ頃……一時期、教団内で師団荒らしの噂があった時だ。いきなり喧嘩を売られたのが最初で、それ以降あいつとは何度か剣を混えたが、その程度の付き合いでしかねぇ。今までのも、イオンやお前達の為に、強引に手を貸すよう頼まれただけだしな」

アニス「(それって、結構親しい仲な気がするんだけど…アッシュの性格を考えると)」

ガイ「何だ関だで、謎に包まれた奴だよな…本当に」

ルーク「結局、ユリアの事は分からず仕舞い、か……こうなったら、本人に直接訊くしかねぇか…」

アニス「……。ユリア奏士は、どっちのイオン様の事を想ってるのかな…」

アッシュ「…………」



―――――――――
因みに彼女はクロノ派でもなくイオン派でもなく、シンク派です(笑
そして真相を知るアッシュは何とも微妙な顔をしつつ、また彼女に毎回コテンパンにされてた事まで思い出して眉間に皺を寄せてそう。




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