どうしたらよかったの・・・?
越後から、先生と一緒にすごしたその場所へと飛ぶように帰ってきて、息を整えた。
ここまで来ないと落ち着けなかった。
たくさんたくさん・・・失ってく。
神様なんていないんだな・・・
先生は、信じていればって言ったけど・・・もういいよね・・・
俺様の神さまは死神みたいだから・・・
『・・・神さまなんか、だいっきらいだ・・・っ』
一歩踏み出して、そして、忘れ物ひとつ。
もう戻ることが無い、それを・・・
俺様はどうしようもないんだ・・・
だから先生・・・
俺様はここを、出て行くよ・・・。
大切なものも護れないのに・・・
先生の弟子として・・・
名乗れる資格もここに居る資格も・・・
俺様・・・失っちゃったから・・・
だから
貴方がくれた勇気を、俺様はつかめません。
もうね、いいよね、
先生。
大好き。
好きです。
だから、そばに逝かせてください。
執筆日 20130128