あの後の天女殿の行方を、私は知ることはなかった。
三成殿から聞くに当たれば、お館様が武田から追放した・・・とは聞いたが、現在軟禁の身ではあまり外のことはわからぬ。
理由は天女が私に残した傷だ
思ったよりも深かったらしく、数日昏睡状態だったと聞く。
私にそんな実感は微塵もないのだが、目が覚めれば目の前に佐助の顔があり、泣きそうに歪められてだきつかれたのは記憶に新しい
けれど、やっと元に戻れたのだと・・・ただソレだけが嬉しかった。
『ご心配おかけしてもうしわけありませんでした、三成殿。』
「私は眠るなといったはずだ。」
『ふふ、三大欲求には逆らえませぬ!』
政宗殿も正気に戻られ今度武田に来た際には手合わせをするという約束を取り付けた
ただ、またあのようなことは嫌にござる
「だが、今度何かあれば豊臣に来れば良い。」
『あい、ありがとうございます』
けれど、こうしてまた一つの縁が出来れば皆が笑むことの出来る日ノ本には近づけると思う
にこりと笑めば空は晴天。
《お館さま! 真田幸!本日より先陣に戻ります!》
(お譲!!まだ傷完全に治ってないんだってば!!!)
《しかし、関ヶ原の戦いには三成殿を総大将とし戦が始まるのだ!私が行かぬわけには行かぬ!》
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Ifストーリということで書かせていただきました!
こうなれば一番よかったんですけどね。
本編イメージが崩れてしまうのであまりひどい扱いができませんでしたが、お気に召していただければうれしいです!
フリリクご参加ありがとうございました!
執筆日 20130903