「またそんな冗談・・・」
「本気ナリ」
「友達になったのはこの前だよ?」
「でも互いの事は前から知っとったはずじゃ」
「そ、そうだけど」
「ほかになんかいるんか?」
「なんてゆーか・・・」
「返事がききたいナリ」
「そんな事言われても」
確かに仁王くんはかっこいいと思うけど
女の子に人気でしかもテニス部で
なんていうか私なんかが・・・?
「早く言いんしゃい」
「じゃあ、よろしくおねがいします」
「顔が真っ赤じゃよ、なまえ」
「耳元で言わないでよ、くすぐったい!」
「もっと言っちゃる、なまえ」
「仁王くんのばーか」
「なんとでも言いんしゃい」
もしもし仁王くん?
(雅治って呼んでほしいナリ)
(明日デートせんか?)
(一緒におりたい)