犬のように俺になついているのは
ペットの・・・否彼女とかいう存在のなまえ
人懐っこくてかわいいけど
愛情表現が激しい。


「精市!好き!大好き!」

「あーうんありがとう」

「らぶ!」

「抱きつくな、暑苦しい」

そりゃあ、愛はある。
彼女の事はもちろん大好きだ。
そして彼女がいじける表情も大好きだ。

「抱きついて暑苦しくないところはどこ」

「ねーよ馬鹿」

「褒め言葉ありがとうございます」

「褒めてない」

「えー・・・褒めて」

どうして俺はこんなわけが分からない
やつに惚れたんだろうか。自分でも
自分のことを馬鹿だと思う。かなり。

「はいはい、偉い」

「幸村なんて私より小さい身分だな」

「調子のってるとまじで腰壊してやるよ」

「それだけは勘弁。っていうかそれセクハラ!!!」

「みんなやることはやってるよ」

「アホか。」

「大丈夫なまえの成長は俺が一生をかけてずっと手伝ってあげるから」

「そういうこと言わないでくれるかなホントに恥ずかしい」

「俺のこと好き?」

「大好き」

「だったらこれくらい許して」

「それとこれとはちがう!!!!」

あーあ、ムキになっちゃって本当に
かわいい。って、あ。俺はこういう
ところが好きなのか。サドってことは
分かってたけど、ここまでそうなのか。

「じゃあ俺いらない?」

「いる!」

「成長手伝ってるのは?」

「精市様です!」

「よろしい」

周りの視線が俺達に刺さっている
ことに対してなまえはすごく恥ずかしがっていたが
俺はとにかくさっさと誰かに惚気てやりたい気分だ。

そうだ、久しぶりに仁王に話してみよう
あいつなら多分良い情報を知ってると思うからなあ。
・・なまえの成長を楽しむための情報とか言うまでもないけど

僕なりの愛し方
僕の愛は君にとどいていますか




    

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