「ほら、皆待たせてたんだよ馬鹿」
「ご、ごめんなさい」
「なまえ先輩、おめでとうございます!!!」
「ばかやが三年か。」
「ケーキ食いますよ。」
「うそうそうそ!!!」
「あーもうったく!早くおれ食いたい!」
「ブンちゃん太るぜよ」
「ほどほどにしとけよ?」
「食べ過ぎはよくないですよ」
「それでは、全員そろったところで・・・」
「真田そこは俺の言うところ」
「す、すまない」
「卒業の日まで精市に怒られるとはな」
「蓮二・・・っそんなに馬鹿にしなくても・・ククッ・・・」
あ、真田の顔赤い。 新鮮だなー。
とか思っているうちにも幸村は 坦々としゃべっている。
「聞いてる?みょうじ」
「ごめん聞いてなかった」
「よし、みんな食べていいよ!」
「いっただきまーす!」
「いだいいだい」
「俺の有難い話聞いてなかったとかお前何様だよ」
「痛いからそれ足!床じゃないからあんた馬鹿?!」
「みょうじせんぱーい」
「なにばかやー」
「俺も幸村部長みたいに、みょうじ先輩みたいな人探すっス!」
「よくわかってんじゃーん赤也ー」
「赤也、みょうじは俺みたいな奴じゃないと相手できないから」
「幸村、赤也は私みたいな人っていってるだけであって私じゃないよ」
今日もにぎやか。 でも次会うときは 赤也がいない レギュラーか。 そう思うとやっぱり寂しい。
だけど、きっと赤也が皆の期待に応えてくれる はずだと信じてこの日中等部を卒業した。
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