ロビーに集合しろとか
偉そうなやつが放送して
みんなすたすたといくもんだから
あたしもついていった。


「全員そろったか・・・」

「跡部」

「なんだ」

「青学はいないのか」

「あぁ、今回は断られちまってな」

なんかかわいそうだなーと思いつつ
私は隣に座っている丸井からお菓子を
分けてもらっていた。


「で、お前らもなんかあったみたいだな」

「なにがだい?」

「マネージャーとはな」

「あれについては気にするな」

蓮二が人のことを物扱いして
指をさしてきたことは一生
許さないわ・・・。

「お嬢さん」

「・・・」

「氷帝の忍足侑士やよろしゅうな」

「うん」

「そないビクビクせんでも」

「うん」

声が駄目だと思うよ。
絶対年齢詐称してるよね
うちの副部長並みに。

「こいつをからかわんほうがいいぜよ」

「なんや仁王お前の彼女か?」

「彼女やったらもう少し
 強くいっとる。」

「じゃあなんなんや」

「マネージャーなり」

「それやったらええやん」

「いやあ、いくらなんでも
 急にこんな伊達眼鏡に話しかけられたら
 あんなやつでも驚くよ。」

幸村が忍足君の腕を思い切り握っているのが見える。

あたしもそれ初対面の時にされた。

「大丈夫?忍足君」

「平気や、慣れとる。」

「へー大変だね」

「まぁな」

「忍足ーお前そっちでなにやってんだよ」

「宍戸か、立海にかわええマネージャーがおんねや」

「はじめまして・・・」

立海で私こんなおどおどしながら
自己紹介したことないよ。

「お・・おう」

「みょうじなまえです」

「宍戸だ。よろしくな」

はいとだけ返事してとりあえず柳生くんのところへ行った。

「どうしたんですか?」

「あのさ」

「はい」

「氷帝ってキャラ濃すぎない?」

「ええ・・まぁ」

「立海は外見くらいじゃん?
 氷帝って中身もって感じで」

「はぁ・・・」

「疲れる」


合宿やだなー帰りたいなー
誰か迎えにきてくれないかな。




 
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