「皆もうすぐ着くから起きて」

と、部長が言えば
皆すぐに起きた。

若干一名起きるの遅かったけど。

「なまえさん」

「あ、柳生くん」

「髪が乱れていますよ」

「ありがとう」

「いえ」


柳生くんはそういうと
私に櫛をくれた

「え、でもこれいいの?」

「ええ、あなたにあげます」

わぁ紳士だー
初めてみたー
かっこいい


「櫛くらいで調子のってないで
 さっさと降りてくれない?」

「はいはい、すいませんでしたー」


「ほらいくよ」


幸村は私の手をひいて目の前にあるホテルへと
がつがつ入っていった

「あのさ」

「なに」

「荷物まだとってない」

「ジャッカルが持ってくれるから安心しなよ」

「離して」

「やだ」

「くそ魔王が」

「どの口がいうのかな」

あ、やばい調子乗りすぎた
頬を思いっきり引き延ばされた

「いひゃいひゃいひゃいひゃい」

「ごめんなさいは?」

「ごめんなひゃい」

そういうと機嫌が良くなったのか
手を離してくれた。

「ほら早くいかないと」

「あんたのせいで進むのが遅いんでしょ」

「なんかいった?」

「なんでもありません」





 
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