あーつらい
起きるのつらい

今何時?

あーいま
4時だわ、4時起床とか死ね。

「顔洗ってーアイロンかけてー」

あ、口にでてる

「うるさいから早く行きなさい」

とかお母さん言ってきたし。
くっそこれから娘は
男だらけのところにいくんだぞ。
心配なしですか!そうですか!!

「いってきまーす」

まだ朝の4時30分。
家族が起きているはずもなく
私は寂しく家を出た。



暗くて怖かったので
懐中電灯をつけた。


「・・・ん?」

「・・・ん?」

でたああああああうわああああ
なんか人いる!!!ヤバイ怖い


「ごめんなさいごめんなさい
 私まだあの世に行きたくない」


「だまりんしゃい」

どっかで聞いたことある声
あれこの匂い・・・

「仁王」

「なんじゃ」

「びっくりしたー」

「は?」

「いやーお化けかと」

「お前さんもかわいい間違いするんじゃな」

「うるさい」

「おーバスがもう来とる」

「ほんとだー」


なんか変な奴の顔がデカくのってる


「跡部もここまでくると
 頭いかれとるんやなかと?」

跡部って・・・
あの文面だけイケメン。
ナルシストだったんだ。

文面はかっこいいと思ったのに。


「荷物入れといてやるきに
 お前は先に乗っときんしゃい」

「あ、ありがと」

仁王にしては珍しく優しいなと
思いながら私はバスに乗った。

「ちゃんと起きれたんだ」

「まあね」

「ここ座れば?」

「えー・・」

「座 れ ば ?」

と自分の隣の席を軽く
叩きながら幸村が言った。
これもう拒否権ないじゃん

「お言葉に甘えて・・・」


「うん、甘えていいよ」



予定より10分遅刻して赤也が
来て真田の怒鳴り声で起きたのは内緒。





 
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