「あ、なまえおは「どいて幸村」

「へぇ・・俺の言葉を
 遮るんだ・・・俺が
 せっかく挨拶してやったのに」

幸村が私の頭を拳でぐりぐりと
しているが、結構容赦なくて
痛い。まじ痛い、泣いちゃうレベル。


「いたいたいたいたい」

「うるさいよ馬鹿」

「てか幸村に用事はないの」

「あぁそう。」

彼は不機嫌になったけれども
私は今それどころではない

「真田ー!」

「なんだみょうじ」

「あんた彼女できたってほんと?」

「むっ、なぜそのことを・・・」

「あたし倉田と仲良いんだよね」

ソフテニ一緒だったし?
と言って彼をみると
完全に赤面していた。


「だ・・誰にもいうんではないぞ」

「あーうん大丈夫」

「そうしてくれると助かる」

「なに二人で楽しそうに話してるわけ?
 今部活中なんだけどさっさと練習したら?」

「ゆっ・・・幸村」

「真田・・・何話してたの?」

「それはだな・・・」

「あたし着替えてきまー「ちょっとまてコラ」

「丸井なんで引き留めんの」

「俺は真田が誰かと付き合ってるって
 聞こえたからきたんだよぃ」

「ほぉ・・・真田がのぉ・・・」

「あたし小声で話したんだけど」

「俺の聴力なめんじゃねえよみょうじ」

あー逆にキモいレベルだわ・・・

「ぬっ・・盗み聴きなどけしからん!!!」

「で?誰」

「弦一郎・・・もうすべて話したらどうだ?」

「あたしもそう思う・・・」

といったところで問題児が登場した

「真田副部長・・・!!!と、先輩達なんかあったんスか?」

うーわー空気読めないワカメだ
KYWだわ(空気読めないワカメ)

「俺は・・・」

「さっさといいなよ馬鹿真田」

「俺は昨日から倉田奈都美と付き合っている。」


「予想外でした・・・」

「俺もだぜ柳生・・・」


「ほぅ・・・やっとか・・・」

「ままままマジッスか?!」

「頑張りなよ真田」

「なまえも真田に負けるとか笑えるよね」

「だまれ幸村」

「なんかいった?」

「空耳だよたぶん」


真田の彼女である倉田奈都美も
テニス部副部長っていう
少し笑える関係なんですよええ

「なぜお前はそれを知っていたんだ?」

「あぁ、それはねー奈都美が相談してきたんだ」

「ほぅ・・・なんと?」

「真田ってテニスするときハーフパンツだから
 試合の日はハーフパンツが下でその上から
 長いやつ履いてるのかなあって聞かれたからさ
 なんで?ってきいたらいや彼女としてーって
 言ってきたからさ」

「弦一郎の彼女は少し変わっているな」

これはデータを取る必要がありそうだと
蓮二が言ってたけど本当の事は
多分私しか知らないと思う
真田の彼女が腐女子なんて
絶対本人しらないよね。ははは。

「へぇ〜真田の彼女って腐女子なんだ」

うんそうなんだよ〜って。

「え」

「いやなまえが・・・ね?」


「違うっ違うよ?言ってないよ?」

「心の中で言ってたくせに」

「だからそういうのやめてェェ」

「二人とも黙らんか!!」

「「うるせーよ、浮かれてるくせに」」


また騒がしい日が始まった。




 
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