籠る音、放て髪色、


秋がテーマ

哀しみに沈んでった言葉の裏
懐かしい色がきみの心を抉ったとも知らず
銀の匂いは夕陽と暮れた
ハイヒール、皮靴、踵の音は違えど
五つの指先が空間に触れた
血の気の少ない唇を味わう
嗚呼ここが季節の終着点



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