恋人確認
∴琴様 キリリク12150





『あ、マーボじゃん。』

「よっ!」

『え、なに、いつものメンバーは?』

「いや、オレらあんま恋人っぽいことしたことないなーって」

『…ま、2人っきりで話すってのもいいかもね』


今日はなぜかマーボと授業をサボリ中。
まあ暇な科目だからなー。
聞いてても寝ちゃうだけだと思う。


「なまえって可愛いよな」

『…いきなりどーしたの?』

「いや、ササヤンとかにも狙われてるし」

『マーボだってクラスの子に超モテてるじゃん』


マーボはほんとに地味にモテる。
ヤマケンに隠れてるけど地味にモテる。

だから心配なんだけど、本人は自覚なし。


「まっ、2人で居れるからいいけどな!」

『まあね』


そして2人で顔を見合わせる。


『ふふっ…』

「え、なんだよ!?」

『いや、幸せだなあと思ってさ』


ふふ、と笑うと、マーボも
照れたように顔を赤くして笑った。


「…オレはなまえのこと好きだぜ」

『わ、私もマーボ好きだよ』


なんだこれ。
うん、でもまあ。

やっぱ幸せだからいいんだけど、さ。


「恋人っぽいこと、今しようぜ!」

『…は?』


固まっていると、唇に温かい感触。


恋人確認
(…マーボ真っ赤じゃん)
(なまえだって真っ赤)






あとがき
琴様…すいません。ほんと。
遅い+マーボが全然デレデレできてない。


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