フレッドに、チョコ。
『はぁ…』

「どうしたのよナマエ」

『ハーマイオニー…フレッドだよ』

「ああ…フレッドはモテるものね」


なにあの塊は!!
チョコの山がとなりにあるし!!
ムカつく。

意味わかんない。
私もチョコ渡したいのに。


『ほんっと意味わかんない…』

「なにが?」

『うわああああ!フレッド、なんでいるの!?』


振り向くと、フレッドがニヤニヤしている。


「俺がモテるから嫉妬したのかい?」

『…違うから』

「へぇ…俺にチョコは?」


ないの?と聞いてくるフレッドにため息をつく。

カバンをあさってチョコを取り出した。
可愛く箱にラッピングしたつもりのチョコは、
もちろんマグル法で作ったもの。(マグルだし)


『これ。不味くても文句言わないでね』

「ほんとに!?ありがとう!」


やっぱりなまえは最高だな!と笑って
フレッドはいきなり食べた。


「こんなに美味しいの食べたことないよ!」

『ハーマイオニーと一緒に作ったの』

「ほんとに美味しいぜ、これ」


笑って、フレッドは全部食べてしまった。


「ありがとう」


フレッドは私にキスをした。


フレッドに、チョコ。
(ね、美味しかった?)
(…馬鹿)
(照れなくていいのに)




あとがき
フレッドは絶対照れもせずに
理由付けてキスしてくるはず。


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