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『負ける確率が90%ってこと?』


すると、夏目さんが肩を震わせて笑っていた。

ササヤン君は相変わらず怒ったような、
呆れたような表情だ。


『なに?夏目さん、おかしいの?』

「あだ名、どどど、鈍感すぎです」

『……夏目さんだって自分のことに鈍いでしょ』


すると、ササヤンくんが怒った。


「ちょっと、苗字さん借りるから」

『先にゲーム始めといて!』


3バカ君がえ?と焦りながらゲームを始めた。

で、私はお店の前へ連れてこられてます。


『ササヤンくん、どうしたの?』

「はぁ……苗字さん、ゲーム分かってる?」

『え?だから負ける確り……』


するとササヤンくんがはぁ、とまたため息をついた。


「デートしなきゃいけないの!」

『……え』


そこ?

そこなんだ、と頭の中で考えていたら、
ササヤンくんが真剣な顔をした。

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