04
この場にいた、シズクと私以外の全員は、
しばらくみんな頭に?を浮かべていた。


「ちょ、苗字さ……」

「名前ちゃん、やっと気づいた!?オレの魅力!!!」


なんだか怒っているササヤン君。

その言葉をさえぎって、笑顔を振りまくマーボ君。


「よし!ゲームしようぜ!」

『「「ゲーム?」」』


マーボ君の言うゲームは、いつもの「あれ」だ。


「野球で勝った人が名前ちゃんと1日デート!」

『……私が勝ったらおごってね』


私が乗り気なことに、ササヤン君は驚く。


「苗字さん、このリスク分かってる?」


夏目さんの方にチラッと目をやると、
夏目さんがニヤニヤしていた。





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