01 それはいつものバッティングセンター。
私は、ハル君たちと仲がいい。
いつも通り、 いつものメンバーで、 バッティングセンターへ入った。
「あぁぁぁぁ!」
夏目さんは私の後ろに隠れてくる。
『なに?どうしたの、夏目さん?』
「あだ名、見てください!あれですよ!あれ!」
指差す先には。
「あ〜、夏目ちゃ〜ん!」
「名前ちゃ〜ん!」
3バカ君が。
『はいこら、私の夏目さんをいじめな〜い』
私が無表情で言うと、夏目さんがぎゅうぅっ、と 抱きついてきた。
「あだ名〜、大好きですぅ〜!!!」
『私もだよ〜』
ころころ変わる夏目さんの表情は、とてつもなく可愛い。
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