18 『もう1人告白されたんだけど……』
「うん、ササヤンっしょ?」
マーボ君、なんで知ってるの!?
「分かりやすいよな〜、ササヤン」
『す、鋭いんだね?』
普通っしょ、と笑うマーボ君。
八重歯にきゅんです!
『え、っと帰っていい?』
「うん、マジで考えてね〜」
いつものチャラい感じに戻ったマーボ君に、 さっきのは夢なのかと思ってしまった。
でも、夢じゃないんだよね。
どうすればいいの〜?
「名前ちゃん、分かってんのかな〜」
そうつぶやいていたマーボ君を、 私は知らない。
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