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『恋人繋ぎ、しよ!』

「う、うん」


手のひらが重なる。

私が指を絡めると、マーボ君も応えてくれた。


『ここでいっか』


テキトーなゲーセンに行くと、
お気に入りのプリ機があった。


『ね、ここにしよ!』

「おっけー!」


私が100円を入れようとすると、マーボ君に止められた。


「オレ、金持ちだから!」

『あ、そうだったね』


3,2,1……
―――パシャ!


『次は最後だから〜』


3,2,1……


『ぎゅ!』

「!?え、ちょ、名前ちゃん?」


抱きついて、パシャ。


『あはは、驚きすぎ〜、ラクガキしよ』

「普通驚くっしょ!」




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