10 ……ん?
なんか視線を感じる。
振り返ってみると。
「苗字さんは駄目だから」
「は?」
ササヤン君がマーボ君を止めていた。
「お邪魔虫退散、ですね!」
「そうだったのかササヤン!」
「静かにして、2人とも」
3人、勝手に盛り上がらないでください。
『まぁ、所詮ゲームだしね!ササヤン君、』
「はぁ……所詮、じゃないからこーなってんの」
え!?
怒らせちゃった!?
『ご、ごめん』
「別に謝らなくていいから」
「でもオレが勝ったから!な、名前ちゃん」
『う、うん?』
どうすればいいんですかこれ!
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