07 はっきり言って。 ササヤン君は超タイプ。 『ででででも、そんな素振り全く……』 「苗字さん鈍感だから」 鈍感ってまた言われた……。 『あ、それより名前でいいよ!苗字って嫌だし』 「……今の話聞いてた?」 わざと?とそっぽを向くササヤンくんは 照れてるみたいだった。 わざとササヤンくんの向いてる方に移動して 顔を近づけてみる。 「ちょ……苗字さん!?」 『名前でいいって言ってるのに。ササヤンくん顔赤いけど』 ニヤリと笑いながら言うと、 ササヤンくんが一段と照れた。 「も……ちょ、名前はマーボどう思ってんの?」 『ん〜……』 はっきり言ったら。 顔、ストライク。 性格もストライク。 つまり、かなりタイプ!!! [ top ] |