7 『いやー久しぶりだね!』 「…最近怠けすぎよ」 『…すいません、反省してます』 「会えなくて寂しかったんですよ!」 『だって…テスト期間なんだもん』 私が頬をふくらませて言うと、 夏目さんがむすっとした顔で言う。 「テストなんてどうでもいいじゃないですか!」 「なに言ってるの、勉強するべきでしょう」 『シズクは頭いいから…』 「勉強なんてしなくても大丈夫だろ!」 『「「…」」』 ハル、シズクがイライラしてますよ。 まあ私も若干イラッとしたけどさ…。 「おい、お前どこ行ってたんだよ」 『あ、エロ狐さ「だから違う。」じゃん』 「ほんとどこ行ってたの!?」 「すげえ寂しかった!」 『トミオ、マーボ、ジョージ。』 優しいなこいつら。 『あれ、ササヤンは?』 「どこ行ったんだろうな?」 『…ちょっと探してくるね!』 『サーサヤン!』 「…え?」 『ひっさしぶりー』 「久しぶりじゃないって…」 ため息をつくササヤン。 『ふふ、ごめんごめん』 「どれだけ心配したと思ってるんだよ…」 『え?』 「…いや、なんでもない」 『そっか』 笑いながら手をつなぐ。 「…もう離さないから」 …ササヤンだーいすき! もう離れない。 [ top ] |