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夏目さん


『めりくりー』

「メリークリスマス」

「ああ、おめでとうだな!!」

「おめでとー」


そして乾杯しようとしてると。

――ガラガラガラッ!
物騒な音が。


「はあ、はあ…遅れてすみません!!」

「ああ夏目さん、来たの」

『ドアは大切にしてよねー、もー』

「それより早く乾杯しねーのか!?」

「遅かったね」


ちょちょ!!と可愛く焦る夏目さん。

そんなギャップも可愛いよ!
って抱きしめたくなるじゃないか!←


「みんなひどいですよ!!この計画
 立てたのわたしなんですからー…」

『夏目さん可愛すぎるよずるい』

「え、ちょ、なんですk「頑張れ夏目さん」

「頑張れよ夏目!!」

「わたしは無関係だから。」


み、みんな何ですか!!と言う夏目さんを
むぎゅー、と抱きしめる。


『拍手したんだからこれくらいいいよね?』

「なにがですか!?」

『夏目さん、恋愛的に好きだよ』

「ええええ!?」


しばらく固まっていた夏目さん復活。
かと思いきや真っ赤になりだした。


「あ、あの…」

『んー?』

「わ、わたしも…です」

『なにが?』


まあ分かってるけどさ。
もっと可愛い顔みたいじゃん?

案の定もっと赤くなった夏目さんに笑いかける。


「ずるいです!わたしだけ余裕なくて…」

『そんなことないよ、それでなにが?』

「りょりょりょ両想いってことですよ!!!」

『……』

「…どうしたんですか?」


もうこの子可愛すぎるって。
そう思って抱きしめてキス。


「!?」

『甘…ケーキの味だ』

「ななななな、」

『そっちのがずるいよ、夏目さん』


そしてみっちゃん店長たちの方を見て笑った。



夏目さんばんざい!
(おじさんどうすればいいのかなー…)
(てか夏目さん俺らのこと忘れてるよね)
(いちゃいちゃしないでほしいんだけれど)
(シズクまで真っ赤d(ばばば馬鹿じゃないの))


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