4*

「まったく世話が焼ける」
「ふっ・・・・ん・・・・・・」
日々也は顔を涙で濡らしてぐったりと寄りかかる臨也の口から指を引き抜いた。尻尾も耳も完全に寝かせて、散々弄られた乳首は両方とも真っ赤に膨れてエロい。

「じゃーこっちも仕上げようか」
「んあっ!」
六臂が楽しそうに笑って臨也の尻尾を握った。手コキっぽく尻尾を上下に撫でると臨也が熱い息を吐いて目を細める。
「尻尾気持ち良さそうだね?」
虚ろな目の臨也がゆっくり頷く。
「もっと良くシてあげる」
まぁ想像通りといえば想像通り。六臂が尻尾を臨也の尻に突っ込んだ。
「ふぁっ!ぁ、あ、やぁ・・う、そ」
長い尻尾は15センチくらいズッポリ挿った。日々也に上半身を支えられ、足は六臂に開かされた臨也が震えながら自分の尻尾が挿さる股間を見た。
「っ、ひ、ぁぁ・・ん・・・・」
目を逸らせないでいる臨也に見せつける様に六臂が尻尾を抜き差しした。臨也の喘ぎと一緒にエロい音が響く。

「しずちゃん、よだれ」
サイケが俺の口を舐めてクスクス笑う。
「ほしいの?」
「ほしい」
即答出来るくらいに飢えている。
「だって。プレゼント、完成だね!」
俺の上から退いたサイケがパンッと両手を叩いた。サイケの手から解放された俺のチンコは限界で、自分でも笑えるくらい先走りを垂らしている。目が合った臨也の喉が動いた。


「準備良い?」
六臂は臨也と俺を向き合うような形にした。膝立ちの臨也は腰が震えて、六臂の支えがないと立っていられない。
尻に先っぽが当たる。入り口がヒクヒクしてて思わず生唾を飲んだ。
「静雄、ハッピーバースデー」
声と同時に六臂が手を離す。
「はっ、ああぁあぁぁああぁあっっ!!!!」
「っ・・・・」
臨也の叫びと共に尻尾が入ったままの穴に俺のチンコが一気に埋まった。狭い上に尻尾がゴリゴリ当たって、こっちも散々焦らされていたから思わず射精した。
「ぅあ・・ぁ、っ・・・・」
臨也が声を詰まらせてガクガク震える。イッたばっかだがキュウキュウ締めつけられてまた勃った。
「ふふっ!静雄のザーメン零れてる」
「ひゃんっ!」
尻尾とチンコの隙間から垂れた俺の精液を六臂が掬う。伸びきって薄くなった皮膚を撫でられた臨也が仰け反った。震える臨也の頬へ六臂が精液をなする。

「もう腕、動きますよ?だきしめてあげて」
背後の桜也が腕を撫でる。促されるようにして臨也を抱いた。微かに震えている。
「大丈夫、か?」
「ぁ、シ・・ズ、ちゃ・・・・」
彷徨ってた視線が俺を見る。赤く半開きの唇に吸いついた。
「ふっ、ぁ・・・・っ」
熱い舌を絡め合うと臨也のナカが熱くうねる。
「あんんっ!!」
思わず腰が揺れて臨也が鳴いた。
「クソッ!我慢できねー」
臨也の腰を掴んでガツガツ打ちつける。折れそうな位に細い腰に指が食い込むが、かまってられなかった。
「ひっ、ぁぁあっ・・あ、んっ!」
開きっぱなしの口から涎が垂れる。それを舐めあげて柔らかい唇を甘噛みすると、ナカの尻尾がチンコに絡みついてきた。
「ん。ね、シズちゃ・・ん。ほど、い、て・・・・」
無意識だろうか、言いながらもうねうねと尻尾が動く。挿っているところを更に擦られて腰が痺れそうだ。
臨也の股間を見ると縛られてパンパンに膨れたチンコは赤黒く変色していた。
「ひぅっ!」
指で窪みを弄ると臨也が苦しげに顔を歪めた。
「臨也、きちんと言ってからだ」
リボンを解こうとした俺の手を日々也が止める。臨也は口をパクパクさせて悩んだあと、顔をあげた。
「シズちゃん・・・・・・あ、の、」
臨也にしては珍しく歯切れ悪い。そんな様子に六臂が苛ついて机をトントンと叩いている。
「誕生日、おめでと」
言うなり顔を真っ赤にして俯いてしまった。ヤッてんのにそんなことで照れんのか、こいつは。
「ありがとな。嬉しいぜ」
背中を撫でると俯いたままコクコク頷いて俺にしがみついてきた。その体を抱えて激しく抜き差しする。
「あっ、あっ、っひ・・ぃ・・・・」
耳に臨也の息がかかる。さっきまで絡みついていた尻尾は震えながらチンコと一緒にエロい音を立てて出入りしていた。
「やっ!ぁ、も、ダ、メッ・・・・っ、あ、シズちゃっ!」
掠れた声で臨也が強請る。俺も限界でリボンに手をかけた。
「解いてやるよ」
臨也の猫耳を舐めながら囁いて、リボンを解くと同時に尻尾を引き抜いた。
「やぁあぁぁぁぁあぁぁぁっ!!!!」
絶叫に近い嬌声を上げて臨也の体が痙攣する。ナカが一層激しく収縮してチンコを締め付けられ、胎内に二度目の射精をした。
「クッ!」
一滴も零せないくらい、奥に叩きつけた。



「わぁーーーーーっ!」
荒い息を吐いて抱き合う俺たちの横でサイケが叫んだ。
「もうこんな時間!サイケ達帰らないと!でもしずちゃんといざやくんはもっともっといっぱい楽しんでね☆」
サイケが俺に顔を近づける。キスされると思ってうっかり顔を傾けたが、臨也が俺の服を強く握ってハッとした。
「えへへへ。しないよ?いざやくん怒んないで」
そう言って臨也にキスをした。
目の前で同じ顔が交わすキスに呆気に取られているうちに日々也が消え、六臂が消え、桜也が手を振ってスッと居なくなった。
「お前ら何者だ?」
チュッと臨也から唇を離したサイケに聞く。
「えーっと、サイケはサイケだよ?」
意味が分からなくて顔を上げたら、そのサイケも消えていた。

「結局なんだったんだ・・・・」
「ね、もういーじゃん」
臨也からギュッと抱き締められて思わずまた勃った。
「もっかい、しよ?」
首を傾げた拍子にチャラッと鎖が揺れる。
「あぁ。最後まで付き合えよ」
自分でもイヤラシい笑顔で首輪を引っ張ってキスをした。




昨日は酷い夢を見た。
慌ててスウェットに手を突っ込んだが、夢精してなくて安心する。
「チッ・・」
誕生日だっつーのに夢ん中までアイツに苛立たせられた。現実の臨也はあんなエロいことさせてくんねーし、そもそも臨也が5人もいる訳もねー。

ムカムカしながら寝返りを打ったら、臨也がいた。
「うおっ!?な、なんで手前がっ!」
夢のやましさに臨也を直視出来なくて思わず布団を被せる。
「つか何で裸なんだよ・・・・」
足元を見ると色白の足が布団からはみ出てる。
自分でも動揺しすぎだと思うが、心臓がバクバクして口が渇いた。なんかねーかと思ってテーブルを漁ると見慣れないティーカップがあった。とにかくなんでも良いからと飲む。ほんのり生姜の味がした。
「・・・・ん?」
寝呆けた頭で必死に考える。誰かが用意していたのを見た記憶がある。

――――では私はジンジャーティーを淹れよう。

脳裏に浮かんだ言葉にハッとして布団をめくる。もちろん猫耳も尻尾もない。だが、首には真っ赤な首輪が巻かれていた。
「・・・・・・・・・・」
「ん、ぅ・・」
放心する俺を余所に臨也が小さい吐息をこぼして目を擦る。
どうする、俺。
とりあえず、ベッドの下からローションを出した。
必要ねーと思うけど。

「おはよう、臨也」
笑顔で臨也を起こして、残りの誕生日を全力で楽しんでやろうと心に決めた。




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