『Hi, Sugar.This is Honey speaking(やっほう、シュガー。私だよ)』
『Honey? Why wasn't the telephone used? What?(ハニー? わざわざメールじゃなくても電話でいいのに。何か用?)』
『Where's it now?(今、どこにいるー?)』
『BugDoubt(バグダウト)』
『Oh! BugDoubt! You're a tomgirl(うっわ、バグダウト! まったそんなアブない所に)』
『How about you?(そういうそっちはどうなの?)』
『IceWorld! >:-D (アイスワールド^∇^)』
『Wao, It is dangerous too(うっわあ、似たようなもんじゃんかそれ)』
『LOL((笑))』
『:-( ((-∧-))』
『Let's return the talk.From now on, there is work.(話を戻すけど。今から仕事だよ)』
『Yuck!(うげぇ!)』
『Can it go there? Is work finished?(向かえる? 仕事終わってた?)』
『...Yeah(……まあ)』
『All right(よし)』
『Ah,I'm reluctant.It is having to do(あーあ、気乗りしないなあ。やんなきゃダメなんだろうけどさ)』
『Are you ready?(大丈夫?)』
『Sure.No problem!(当たり前じゃん。まっかせなさーい!)』
『TX,I'll wait for you...(ありがと、じゃあ待ってるね――――)』

『in TwoFacedLand(ウラオモテランドで)』



*****



デコレーションチェーンソーが振り下ろされようとした、正にその瞬間。
動いたのは魚だった。
猫のように身体をしならせて怖いくらいの勢いで飛び跳ねる。ヤツの武器である二本の刀を持ってレタス号三世の天蓋をボタンで開けて、そのまま上半身を乗り出してチェーンソーを受け止めた。


「Yipes!(うわあ!)」
「さっきから五月蝿いと思ってたのは、これだったんだね」


魚は回転するその刃をなんとか受け止めてはいたが、如何せん相手はチェーンソーだ。明らかに相手のほうが有利に見えた。
しかし、こちらは車で相手はバイク。目に見えて俺達にもアドバンテージはある。


「Huh?(えっ、ごめん、今なんて言ったの?)」
「は? 何、……聞こえないんだけど?」


チェーンソーの刃の音で声がよく聞こえないみたいだ。振りかざしていた茶髪の少女は一端刃を引いて俺たちとバイクを並べる。


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