あとがき[1/2]

この話を思いついたきっかけは、「サイバー×夏祭りを書きたい!」という気持ちからでした。細田守監督の『サマーウォーズ』のような、ああいう、ひと夏の怒涛の思い出、みたいな話を書いてみたかったのです。見たことはないんですけど、『宇宙ショーへようこそ』とか、ドラえもんの映画とかも、そんな感じな気がします。わたしの書きたかったものはまさにそれでした。
今回も例のごとく落選物だったわけですが、しぶとく改稿して二度出ししてしまいました。実は一、二年前のお話です。自分の「楽しい」が先行してしまった話なので、もう限界だな、と思い、公開に振り切りました。お気に入りの話です。っていうかわたしにとって、わたしの話は、基本全部お気に入りです!!

お祭りの独特の雰囲気や、かるーいSF風味がいい感じに出ていたなら幸い。設定とか考えるのが正しかったもので、この『神夏祭りへおいで』も続きを若干考えていました。桐詠を目の敵にするキャラが出てきたりとか。特攻赤べこ隊や討伐隊の掘り下げ。また、祭りの最中、此の面が神隠しにあったりとか。いつかチャンスがあれば書きたいです。

特に語ることもないので、これにてあとがきは終わりますが、今回、作中に散りばめられた、(桐詠の詠んだ)和歌について、説明していきたいと思います。
わたしの最低限の古典文法スキルとなけなしの趣向で創作した和歌です。専門家の方がいらっしゃったとしても、どうぞ目を瞑ってやってください。

それでは、どうぞ!


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