《あとがき》1/1


小学校のころにみんなからいじめられている子がいました。その子はとてもいい子でしたがみんな近寄りたがりませんでした。その子はくさかったのです。でも今思い返すとそんな匂いはなんでもなくて、電車に乗ればどこかの車両には必ずいそうなよくある体臭のうちのひとつでした。鼻がひん曲がりそうだとか、不潔だとか、そういった類の匂いではありません。無垢な子供には耐えがたい、「大人のような」匂いでした。

『アンハッピーエンド』の萩生めぐみはその子のことを思い出しながら書きました。
ちなみに今、その子と私は普通に遊んだりもする仲です。そうなれて本当によかった。

でも落ちました。
はい、落ちたんです、公募。
これ投稿してた話だったんです。
だからまたこうやって公開してます。
ちきせう!
『アンハッピーエンド』はちょっと自信があっただけにすごくショックですがへこたれてられません。わたしは百回落ちるまでへこたれるつもりはありません。次に出すものもそのまた次に出すものも決まっています。まだまだ希望はありますよ。ピクルスくんのお菓子がなくたってね。

待ってろよ大賞。
この筆を以て復讐してやるぜ。


2015.07.11.



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