「朽崎、お前のその裂け傷、もう治癒は出来ないみたいだが……そんな深い傷、どうしてついたんだ?」朽崎は暫く考えこんだあと、くすりと笑って人差し指を口元に持ってくる。「口が裂けても教えません」なるほど説得力のある。