絶対服従

放課後の学校。日も暮れ、烏も森に帰る時間。校長室では、校長であるDIOが仕事をこなしている。仕事と言っても、書類整理が殆どだ。そこへ、校長室の扉をノックする音。DIOは眼鏡越しに時計を眺め、今日、校長室にやってくる客人の顔を思い浮かべた。自然と上がる口元。扉の前に佇むであろうその人物に、入室を許可した。

「やっと来たか、結。」
『お、遅くなってごめんなさい…。委員会の仕事が終わらなくて…、』
「いや、平気だ。わたしもまだ仕事が残っているからな。」
『あ…の、お邪魔だったら帰ります…。』
「…帰る?このDIOを置いてか?…それは酷いんじゃあないか?こうやって仕事をしながら結を待っていたわたしに、何の褒美もなく帰るのか?ン?」

DIOは書類を持ったまま椅子を回転させ、結に背を向ける。結はそれを見て、DIOを不機嫌にしてしまったと思い、急いでDIOの元へ駆け寄る。DIOは掛けていた眼鏡を外し、胸ポケットに差し込んだ。

「…なにかようか?」
『あ…の、その…、ごめんなさい…!せっかく待ってくれてたのに…、』
「…ああ、もういい。」
『…ぇ…?』
「どうした?わたしは怒ってなどいないぞ…。」
『ぁ…、』
「…怒ってはいないが、おれは少し機嫌が悪い。…わかるな?」
『…、』

結はDIOの目の前に来ると、その場に膝をついた。そして、DIOのベルトに手をかける。その顔は真っ赤で、DIOはそんな結を見て満足そうにクツクツと喉を鳴らした。震える手でDIOのベルトを外し、チャックを開ける。まだなんの反応もしていないDIOのそれを右手で優しく掴み、結はDIOを見上げた。

「…早くしろ。」
『…はい、』

ゆるゆると手を動かしながら、結は赤くなった顔を空いている左手の甲で覆う。しかし、DIOはそれを赦さない。すぐに眉間にシワを寄せ、結の頬を軽く叩いた。

『っ、』
「顔を見せろ。その可愛い顔をな、」
『…っ、』

結は泣きそうになったが、泣けばさらにDIOを喜ばせるのではなく、不機嫌にさせてしまう。涙を堪え、固くなってきたモノを静かに口に咥えた。DIOは一切表情を変えない。結は必死にDIOのモノに吸い付いた。

『…んっ、…ふっ、…っ、』

舌で舐めあげ、手で扱き、睾丸を揉み拉く。口に入り切れないぐらいに大きくなったそれ。

「…、」
『…はっ、はぁっ、…ぅっ、…おっき…ぃ…、』
「フン、」

結は噎せそうになるのを我慢して、一生懸命DIOに奉仕した。暫くして、DIOは結の頭を優しく撫でた。よし、の合図だった。結はDIOのモノから口を離した。少し息が上がった結に、DIOは静かにキスを落とした。ねっとりとした大人のキスだ。舌を掬われ追い込まれ歯列をなぞるDIOの舌に、結は甘美な息と声を漏らす。長い長いキスを終え、DIOが口を離す。二人の間に伸びた糸はすぐに切れてしまった。DIOは書類を机の隅に追いやり、結を脇の下から抱え上げると、机の上に座らせた。DIOにされるがままの結は、これからされるであろう事を想像しながら、DIOを見つめる。立ち上がったDIO。結を挟むように机に手をつき、結の首筋に舌を這わせた。

『ぁ…、』
「どうした…?」
『…な、なんでも、ないです…、』
「ほう、とぼけてみせるか。おれはわかっているぞ?」

DIOは結の耳まで舌を這わすと、制服のスカートに手を忍ばせる。既に湿ったショーツをなぞり、低い声で結に囁いた。

「濡れている…。」
『…っ、』
「感じたんだろう?このDIOで…。」
『ゃ、』

DIOが長い指をするするとショーツの中に滑らせ、割れ目をなぞる。

「どうしてほしい…?ン?」
『ぁ…んっ、………さわ、って、』
「聞こえんな…。このままがいいのか。」
『ゃ…っ、』
「最近歳を取ったようだ…。耳が遠くなってなあ。」
『…ちゃ、ちゃんと…触って…、』
「…どこを?」
『も…、やぁ…っ、』

結の震える声にDIOはニヤニヤと笑い、結はついに涙が零れる。頬を伝うそれを舐め上げたDIO。

『ちゃんと…、結に…触ってください…、』
「触るだけか…?」
『…DIOの…ください…っ、』
「…イイ子だ…。」

シュルシュルと片手でネクタイを緩めたDIOに、結は堪らず抱きついた。



絶対服従
 逆らうなど無意味である

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