『世の中金だよね』


「……え?ちょ、何この子。なんかネガティブなんだけど、もうちょっと明るく考えれねーのかよ」


『銀さんに言われたくないけどね。そのちりちりの髪の毛いつになったらなおるのかな?』


オイイイイイィィイイ!何で俺の悪口?!意味わかんねーんだけど…!」


『じゃあいい加減まともな食事だしてよ…!毎日卵かけご飯なんて、苦で苦でしょうがないよ…!』


「いいじゃねーか卵かけご飯。あーあ、これだから今の現代人は…昔の人を見習いなさいよ、自分で狩りして数少ない道具使いこなして食事つくるんだから今の俺達なんか幸せもいいところだろー?」


『それと卵かけご飯の話しは関係ないです』


うるせぇ、黙れ!仕事がはいらねーんだよ、金があるわけねーだろーが!」


『…………、せめてのりとか!納豆とか!』


「いや、卵だ。絶対卵」


『ケチ!銀さんのマダオ!』


「誰がマダオだ!マダオに謝れ、今すぐ謝って来い!」


卵は嫌です






『マダオ…ごめんなさい』


「え、花子ちゃん何で俺に謝ってんの?つーか、何その手にある卵。意味わかんねーんだけど、ちょ、銀さーん?!」







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