▼主人公 (変換前:あや/ゆきのじょう)
架空の人物
紀州藩主徳川斉順とお操(実成院)の末娘。 徳川家茂の双子の姉。 斉順が十一代将軍家斉の七男であるため、十三代将軍家定とは従兄妹にあたる。
徳川一族の血筋だが、双子として生まれたために数々の受難を強いられる。 生まれてすぐに母の実家である久松松平家に預けられ、数え十三の時家茂が将軍に内定したことにより松平容保の養女となった。 紀州で育ち、後に会津、京と住まいを移す。 第一話の地点では数え十八歳。
徳川家に散々翻弄されたせいで、徳川宗家や紀州徳川家に愛着を持っていない。 しかし肝心の弟である家茂との仲は昔から良好。 紀州時代の癖で未だ「慶福」と呼んでいる。
幼少の頃から身体が丈夫で、剣術の才覚に恵まれる。 流派は紀州田宮流。居合を得意とする。 愛刀である南紀重国(なんきしげくに)は家茂から拝領されたもの。
新選組の局長である近藤と出会ったことで、彼女自身の運命が変わる。 近藤を師と仰ぎ敬愛している。 新選組入隊の際、周囲を欺くために表向き落飾している。戒名は蓮尚院(れんしょういん)。
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