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 安藤


「うわっ!」

なんて声出して、色気ないなお前。もうちょっとマシな反応はねーのかよ。
って言ったら、少し涙目になってバーカバーカと連呼された。少なくともお前よりは賢いけどな。

「っだから会うたびにケツさわんのやめろって!変態か!」
「あーそうだけど?ヘンタイですが何か?」

堂々と言ってやると、ぐっと堪えて何も言い返せないようだ。

「なんでさわんだよ!」
「お前が好きだから」

即答。はぁ!?と驚愕の顔になった。そうそう、その反応が面白いんだ。初めてあった時から、こいつは何か気になると思っていたが、毎回ぐるぐると変わる表情が飽きを感じさせない。見ていて楽しい。久しぶりの「オモチャ」を発見したってわけだ。

「くっそ…!見てろよ、今に仕返ししてやるからな!」

そう言って廊下を駆ける藤崎に廊下を走るなと注意しながらその背中を見送った。わかってねーなぁ、何度もやっても俺には勝てねーよ!でも、そこがいいんだよ。

「仕返し、楽しみにしてるぜ」


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(まさか仕返しに、掃除中のあいつに声をかけた時にほうきでケツを突かれるとは思わなかったぜ…)


安藤ってあんまり書いたことないなぁ…



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