録音の際の注意




どんな機器で録音する場合でも共通で気をつけたい事を書きたいと思います。


■収録環境
まず、収録はなるべくドライな空間デッドな音、状況で行うこと。
簡単にいうと反響音があったり、エコーがかかってしまうような環境での収録は只のノイズになってしまい編集や加工がしづらいです。

なので、録音はなるべく響かない環境でやる事がベストです。(デッドな音が理想的です!)
カーテンや布団に包まって録音する方もいたりしますが、ドライな音質を作る為にはとても効果的です。
録音をする時に、つい立・パーティションなどを使って小さい空間を作って録音してもよいと思います。

カーテンを天井に固定し小さいブースのように囲っておられる方もいました。
反響が綺麗にカットされていて、音も拡散しにくくなる為、ナレーションの収録等に良いと思います。簡易吸音ルームとして良さそうです!
イメージは病院や保健室のベッド周りのカーテンのような感じでしょうか。

その理論でいきますと、ロフトベッドの下の部分をカーテンで囲いブースにするのもお勧めです。



携帯・スマホでの録音の場合天井を向かせた状態で録音すると反響音が入り音質劣化の原因になります。(詳しくは各項目に記述)


基本的に録音は部屋を閉め切りカーテンをして行うとよいです。


■ノイズ対策
ノイズになってしまうものはできるだけ遠ざける。
当然ですが、折角の台詞に物音が入ってしまったら台無しになってしまいます。


注意が必要なのは、エアコン、時計、PCの音、家電、車の通る音、雨音(自然音)、切れそうな蛍光灯、お腹の音、など


また、録音は割れない程度に大きめな声で録音すると加工編集がしやすいです。


そして録音する際は台詞の前後に2〜3秒の”間”ブレイクを入れましょう。
ボタンなどの動作音が台詞とかぶったりすると、それもノイズになってしまう為です。


マイクに息がかからないよう気をつけましょう。
「ぶわっ」や「ふー」等、雑音として録音されてしまいます。
※ポップノイズともいいリテイクの対象になってしまいます。
携帯録音ならやや離れて録音し、PCマイクの場合は角度を気をつけるか、ウィンドスクリーンをつけたり、ポップガードをつけるのも効果的です。


・ハロゲンヒーターの側で収録しない
ハロゲンは電磁波を大量に放出するのでノイズを引き起こします。
録音の際は、マイク・携帯・スマートフォンをハロゲンヒーターの側で使用しない事をお勧めします。


■騒音、環境音対策
大体の音は窓から進入してきます。
なので窓を閉めていても外の音などが気になる場合はカーテンを厚めのものに変えたり、カーテンを二重にしたりすると効果的です。

防音カーテンというものも売っており、最近は安価で購入できます。


音漏れ対策にもなります。


窓や部屋のドア(隙間)から侵入する音を遮断するのに”すき間シール”というものがあります。これを使えば、外からの音の侵入、外への音漏れを軽減できると思います。また隙間風の音防止には大変効果的です!
隙間を埋めて効果的な防音を目指したいですね。

【オススメ】
モヘアタイプシール材(すき間テープ)幅9ミリ×毛の高さ9ミリ×長さ2.5m 水に強く、丈夫です


■録音したものはなるべく「ヘッドホン」、「イヤホン」などで聞いて余計な音などが入って台詞とかぶっていないか確認しましょう。
スピーカーからでは微妙なノイズを見逃しやすいです。

※何度も言いますがとにかく自分の録音したものをちゃんと聞きましょう!


提出などをする場合、ノイズでリテイクが出ることのないよう心がけましょう。


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