君まで○○センチ



「ねぇ。目ぇ瞑って!」

「はい?」

唐突に、彼女が言った。

「いいですよぉー。」

何をされるのかはだいたい予想がついた。
僕は少しドキドキしながら目を閉じる。

「…届かない!もっとかがんで」

そんなこと言ってしまったら、今から何をするかだいたい予想できてしまうのに。
そんな所も可愛くて仕方ない。

「んー…」

少しかがんでみたが、なかなか近づいてくる気配がなくてもどかしくなりうっすら目をあけた。

「あっ!あけちゃだめだよ!」
「ふふ…すみません。名前ちゃんがあまりにも可愛いから。しゃがんだ方がいいでしょうか?」
「!」

僕がほほえんだら、彼女は真っ赤な顔で目をみひらいた。

もしかして今からする事ばれちゃったの?そんな顔。

「…んっ」
「っ!」

その表情があまりにも可愛くて、つい俯いたまま彼女にキスをしてしまった。

「ちょ……!那月くんっ!ふ…不意討ち!ていうか私がやろうと思ったのにっ」
「ふふ…すみません。可愛い名前ちゃんが悪いんですよぉ?」

にこりと微笑むと、彼女は真っ赤になって両手で顔を覆った。

「ねぇ、せっかくだから今度はちゃんと名前ちゃんからキスして?」
「っ……」

今度はちゃんとかがんで待っていると、そっと触れるような優しいキス。

「名前ちゃんて、キスまで可愛いんですね。ふふ、大好き!」
「痛い痛い、苦しい!」


仕草も、身長も、照れた顔もみんな可愛い。

僕はそんな彼女がたまらなく好きなんです。




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友達と話してたネタかけたぁあ!
身長差あるキスネタ^^



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