窓の月と猫



「………」
「…ん…?………!」

深夜0時。
物音で目を覚ますと、そこには私の愛するあの人がいた。

「あぁ…おこしてしまいましたね」
「…びっくりした」
「すみません。あなたにあいたくて仕方がなくて…あいにきてしまいました」


よく見たら窓があいてる。あそこからはいったんだ?
「そうなの?」
「はい…そうしたら眠っていたので…寝顔を見つめていました」

セシルはうっとりした表情でこちらを見ていた。
なんだとてもはずかしい…

「とても…可愛らしい寝顔でした…」
「はずかしいからもういいよ」
「そうですか…」


セシルは顔を近付けて額にキスをしてきた。

「名前…」
「…セシル…くすぐったい…」

額だけじゃなくて、耳や首筋あたりにもキスをしてきてくすぐったかった。

「あぁ…名前」
「ん…」

ぼーっとしてたら唇にキスをされた。

そして、苦しくて少し口をあけたら隙間から舌を入れられた。

「ん…ぁ……セシル…」
「…今日は…一緒に布団に入ってもいいですか…?せっかくなので」
「うん…」

そう言うと、セシルが布団の中に入ってきた。


「ありがとう…Goodnight…my sweet」
「うん…おやすみ…」

セシルに髪をすかれると、自然に目蓋が落ちていった。


いつもなかなか寝付けないのに、セシルのおかげなのかその日はゆっくり眠ることができた。



*・*・*

セシル、気付いたら部屋にいそう…
朝になったら猫になってたらいいなー

夜しか会えないセシルぷまい


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