心配性さん



「ねぇ、聞いて。今日藍ちゃんが…」

こいつはいつもそうだ。
いつも俺の前で他の男の話をしやがる。

「あぁ…」

あまり聞きたくなくて、俺が適当に相づちをうつともう、と不機嫌な顔をする。

そんなに俺に他の男の話をしたいのか?

「おい…」

なんだか無性にイライラ。
その目が他の男に向いているようでイラついたんだ。

「他の男なんか見てんじゃねえよ」

俺だけ見ろ、そういわんばかりに目を手のひらで塞いで視界を奪った。

「蘭…丸?」

すると、彼女はやんわりと手をどけて嫉妬?と首をかしげる。

「大丈夫だよ、心配しなくてもさ。私が好きなのは蘭丸だけなんだから」

ね?と彼女はにっこり微笑む。
なんだか無性に恥ずかしくなって彼女の唇を無理やり塞ぐ。

「ちょっ……ん……」

「…わかってるんだよ、そんなこと。でも心配になるんだ。だからあんま他の男の話すんじゃねえ」

「…わかった!」




(お前が可愛いすぎて、他の男にとられないか心配でたまらないんだ)





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嫉妬蘭ちゃん可愛くないですかぁ(*^_^*)
ネタは確かに恋だった様から。


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