ほんわかぬくぬく



「あーぁ…がっかりだよ」

窓の外を見てため息。
今日は久しぶりのデートだったのに大雪で。

「せっかくデートだったのにー」
「仕方ないだろう…天候には逆らえないからな」

外に出るのは難しいので、部屋に呼んで二人してこたつに入っている。
あ、みかんも忘れずにね。

「でも、こうしてのんびり過ごすのも悪くはないと思うぞ」
「まぁねー」

確かに、こうやって二人でゆっくりとすごしていたことはないかもしれない。

なんだか妙に緊張する…

そんなことを考えていたら、余計緊張してきてだんだん顔が俯いてきた。

「名前?…もう少しこっちにきたらどうだ?」
「…!」

そしたら、突然肩をつかまれてぐっと体を引き寄せらて肩がびくっと震える。

「?どうした。顔が赤いぞ」

「いや、なんかこうやって二人でゆっくりすごすのってはじめだなぁとか考えてたらだんだん恥ずかしくなっちゃって」

「!……あぁ。確かにな」

「…」

真斗くんも顔が真っ赤。

沈黙が続く。
あぁ気まずい!

「…平和だね」

「そ…そうだな……」

はずかしいながらも真斗くんの肩に頭を乗せてみる。
心地良い気分。

「あー。なんかしあわせ。時間がとまればいいのに」

私がそういうと真斗くんは少し困った顔で「そうだな」と答えた。

たまにはこうゆったりした時間もわるくはないかもしれない。


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Twitterのフォロワーさんにいただいたネタ!
こたつでまったりな感じのお話でした。

二人きりって緊張するよね!っていうw
そんでいろいろ変なことといっちゃったりしてあわあわなってるのとかいいよね。
こういうまったりしたのが好きです!


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