お砂糖珈琲



「カミュー。コーヒーいれてきたよ」

「そうか。ご苦労。」

「あ、角砂糖ここに置いておくね」

忘れてはいけない。
彼にとって、角砂糖は必需品だ。
なぜなら、こいつはブラックコーヒーに角砂糖をこれでもかとぶち込むからだ。

「ん?おい、名前。角砂糖が足りないぞ」
「え?カミュが使い過ぎなんじゃないの」
「なんだと!失礼なやつだ」

怒りながらボチャボチャとコーヒーに角砂糖を投入しはじめる。
少ないと言っても、10個は入っていたのに。

いつのまにか砂糖壺はすっからかんになっていた。

「……」

カミュはゴリゴリと音をたてながらコーヒーをかき混ぜている。

ああああ。砂糖が溶け切っていません。

「…うん…。うまい。やはりお前のいれるコーヒーはうまいな」
「そうですか」

そんなに砂糖入れまくったらコーヒーの味も何もない気がするんだけど。

「カミュさ…いつも思うんだけど、そんな砂糖入れて舌とか痺れないの?凄いよね」
「…なんだと?それは貴様の舌がおかしいのではないか」
「いやいやいや」
「なんだ。愚民のくせに俺に反論するのか」
「ごめんなさい」

カミュの目が怖い!

「あぁ、そうだ。足りないと思って予備の砂糖を持っていた」

カミュが、ポケットを探りながら砂糖を出す。

「お前にも砂糖を入れてやろう。喜べ。」

そう言って大量の砂糖を私のコーヒーに投入しやがった

「うわぁああ!」
「ちなみに、飲むまで帰さないからな」

ふっとカミュが意地悪そうに笑った。

さよなら私のコーヒーさん

「これ砂糖溶け切ってないよ!」
「何か文句でもあるのか?」
「ひぃ!ありません!」

私はこれから、何かあっても何も口出ししないことにきめた。




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ドラマCDのネタ。
ドラマCDのカミュが可愛くて仕方なかったので(*^_^*)

カミュは甘党なのかな?

はやくDebut欲しい


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