泣き喚け



その日、私は

今日もいいお天気です。

なんてのんきなことを考えていました。

「なっちゃーん!やっほー!」
「あ?」
「あ、砂月くんでしたか」

ちょっとがっかり。

「何だその顔」
「別にー」

砂月くんも嫌いじゃないけど、私はなっちゃんにあいたい気分だったんだ。

「だからなっちゃんだして」
「わけわかんねぇよ」

怒られた。
まあいいや。

「俺は、ちょっとお前に聞きたいことがあるんだ」
「聞きたいこと?」
「あぁ。」

ちょっと部屋に来い、と砂月くんに腕を引っ張られてそのまま部屋につれてかれた。

「最近、あいつの様子が変なんだ。お前、那月にいったい何を言ったんだ?」
「え?」

何を言っているのかさっぱりわからないです。

「これを見ろ」

そう言って砂月くんはなにやら大きな箱を持ってきた。

中身は…えー…



ろうそく、鞭、手錠…

「わーすごいですね」

わーすごいですね、じゃない

「ってなんじゃこりゃぁぁ」
「ノリツッコミするな」

したくもなるわ。

「何これ?SMごっこでもする気!?」
「いや、俺が聞きたい。お前、あいつになんかいったんだろ?」

何か?
何か…あぁ。言ったような気がしなくもないかも。

「Sな男の人が好き…とか言ったかも。ついこの前。冗談だったのに!」
「やっぱりな。お前は馬鹿か。あいつに冗談が通じるとでも思ってるのか?」

砂月くんはそういうと、いきなり私を壁に押し付けた

「痛い!なにするの」
「何?那月にそんな冗談言ったお前におしおきだよ。」
「はぁ?」
「Mなんだろ?喜ぶところだろそこは」
「違うってば!許してよ」

「…なんだ。つまんねぇ。泣き喚きながら喜んでくれると思ったのに。でも、泣き喚いて嫌がるお前も悪くない…ふふ。俺をその気にさせておいて…ただじゃおかないぜ?」

にやぁっと砂月くんが黒い笑みを浮かべた。

「ちょっちょっと待って…いゃああああ!」




そこからのことはよく覚えていません。




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すみません…。
砂月くんかきたかったw

あとのこり一つ!


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