赤黒サイト、二周年
2014/10/08 18:19

どんなに赤黒ちゃんを好きでも自分がちゃんとした赤黒ちゃんの小説を書けないことで人から認められない。私はずっと赤黒ちゃん好きの人に好かれる赤黒ちゃんの小説を書けなければ、私の赤黒愛が証明されないとばかり思い、半ば苦しみながら赤黒ちゃんを好きでいました。

だんだんと赤黒好きの方が増えたことは喜ばしかったのですが、創作能力のある方が赤黒ちゃんの小説を書いてくださった為に、自分がこれ以上書いても無意味だとも悟りました。

私は赤黒ちゃんがマイナーだと言われていた頃から赤黒サイトを始めており、訪問してくださる方も沢山いらっしゃいました。しかし、時間が経つにつれ、私は赤黒ちゃんが増えるまでの、言わば「繋ぎの役目」で「なにもないから食べるしかない」ということで「小説を読んでもらっていた」と考えていました。自分の力不足や更新頻度の減少が原因で、どうしても支部にいる素晴らしい書き手の方に劣ってしまうのは仕方ないとは分かっていても、訪問者数やコメント数が減る度にそう思うしかありませんでした。

書いても書いても、全部ゴミクズにしか見えなくて、どうせ誰の心にも残らないと悲観して、全て悪い方向へ落ちていってしまい、どうにもなりませんでした。「自ら茨の道を進んで行っている」と言われたことがありますが、正にそんな状態でした。

しかしながら、初めての試みで赤黒アンソロ本とイベントへの参加をし、真っ正面から文章と向き合って、得難い経験をしたことと、本誌で赤黒ちゃんが無事に結婚したことで、「あ、べつに、私はなにもしなくてもいいんだ」と気付きました。自分が無闇矢鱈に頑張らなくてもいい。素敵な赤黒ちゃんを書いて幸せにしてくれる人はいるし、赤黒ちゃん自身も幸せになるし、大丈夫なんだ。私は赤黒ちゃんを好きという気持ちをシッカリ持っていれば、大丈夫だ。それに気付いたことで、不思議とこれまでの雁字搦めの苦しみから解放されたのです。

そんな腑抜け状態で、これからも赤黒ちゃんを書いていていいのか、よく分からなくなりました。今も、まだよく分かっていません。ただ、小説を書くことも赤黒ちゃんも、本気で好きなことには変わりありません。

明確な答えを出すのはまだ無理そうですが……こんなことを悩んでいました。物凄いネガティブなのは自覚していますし、くだらないと一蹴されそうな悩みを理解されるとも思っておりませんが、私は本気で悩んでいました。ひとつ分かったのは、根本的な解決を出来るのは自分自身の力でしかないことでした。これからも悩みながら努力しながら結ばれた赤黒ちゃんの幸せが永遠に続くことを願いながら、答えを探っていこうと思います。

こんなにも面倒くさい性格の私ですが、もうしばしよろしくお願い致します。

二二子




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