折原臨也 | ナノ
折原幼少



俺は――きらい、だ。 そうだ、きらい、なんだ。何にも染まらずにただ無心に生きていきたいだけだった。だから、輝こうとしている奴を見るのがきらいだ、楽しそうにしている奴を見ることもきらいだ。
人は俺を孤立している身勝手人生に無頓着暗い変わっている色々なネガティブ発言を発する。 それがどうした なんて問いても意味はないし気力もない 人はそれを脱力系とも言った。本当にどうだって良いことに体力を使うだなんて馬鹿馬鹿しいとは思わないかい?これがいけないのかも、なんてことは考えてみたことなんぞ毛頭ない。

生死にも無関心なんじゃないかと聞かれたことがあるが、それは間違いだ。生死に無関心ならばとっくに俺は死ねているだろうし、こんな味気ない人生を生きたいなんて思わずに自殺しているところだろうな。
あーあ、生死の先に在るものとは何なのだろうか。これが正に人間が崇拝して止まない神のみぞ知るといったところ、か。こんな世界だからこそ、人は人を嫌う 差別する 最後に残るのは儚さのみであろうに。

戦争をして何が生まれる?
、また戦争が生まれる。それからば人は人を愛せば良いのではないか。人を愛せば、戦争や苛め自殺なんてものは起きないだろ。だから俺は差別をせず、一人一人に愛を囁くんだよ、君という単体ではなく人間という生態を愛しているんだってね。

ほら、これで戦争なんてものがない世界になれるだろ?
だから全人類の人間が愛せば良いんだよ同じ種族同士、仲良くさ。


そんな馬鹿げたことを折原臨也は実行しようとしている。彼が、まだ幼いころに考えついた結果を実行させようとしている。もう、何度も何度も
彼は普通の人間であった。だからこそ怪人に嫉妬をした何で飛べないんだろう何でテレポート出来ないんだろう、何故人の考えていることが読めないのだろう。子供なら一度は思う考え。こんな怪人が彼の住む街に数知れず存在していた。
だから折原臨也は可笑しくなったのだ


「人、ラブ!」

もう少し経ってから、彼は怪人もとい平和島静雄に出会うことになる。




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続きます
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テーマ「人外ファンタジー」
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