ありがとう恋人愛 | ナノ
はいはいはいはい!!
俺、まさにこのナイスバディーでバディーガールな俺の話しを聞いてくれ、今!

「何、一人で盛り上がってんの正臣。…あと、バニーガールでしょ?もう、何か腹が立ってきた。」
「おいおい、帝人。もう少し、こう!愛情をくれ!今すぐ俺に愛情という名の全てをくれ!」
「うるさい、ここ何処だと思ってるの。まあ、愛情くらいはあげられるけど、その言い方腹立つよ。」
何なんだ、この酷さ!俺には、酷すぎる言い方だなあ、全く!
本当、仲良くなった奴には酷い奴だ!あれか、鬼なのか。人ではないのか。
人ではないとかもう、終わっているのではないのか…いや、終わっているだなんて実の恋人に対して失礼なことだな。
ああ、悪かった。それでは、何だ。プラス思考に考えるべきなのか?
その方が俺らしいって、そんなこと言うな照れるじゃないか!今なら、最大のモテ期な気がするなあ!
まあ、プラスで考えるとだなあ、あれだ!
俺だけにお前は酷い奴なんだよな、そういうことだとすれば、帝人にとって俺は特定の奴になる。
一人だけだ、まさに俺。紀田正臣は今!竜ヶ峰帝人の特定の人物となった訳だが、このような素晴らしすぎる俺を特定にしたという現実をお前はどう捉える!はい、どうぞ!

「いや、何がどうぞ!だよ。寧ろ、嫌だなあ。正臣は、まあ一応恋人な訳だしここは特定にしてよかっただとか正臣も俺のこと特定に思っているとか聞くところなんだろうけど…それもまた面倒になるような、ならないような…本当によくわからなくなってきたからもう帰ろうよ、正臣」
「おいおいおいおいおい!ここまで、俺から積極的に聞いているというにだ、何故お前はそうまでして面倒くさがる!まあ、それは置いといて。よし、ナンパに行こう!GO,ナンパ!いえーい!」
「その元気さが羨ましいよ。積極的なのはいいことだとは思うな、うん。それでさ、正臣。…好きだよ」
「っっっっ!」

何故、こいつはいつもこうなんだ。こう、ストレートで…
恥ずかしがらずに行く時は可愛いようにも見えるのに。
何でかな、こう…ああ、天下の紀田正臣様がこんなにも恥ずかしがらなくちゃいけないのかねえ。
これも、帝人の良いところなんだが…ああ、俺が恥ずかしい。
「帝人!…ナンパなしだ、俺の家に来い!」
「ありがとう。」
「おいおい、なんだよありがとうってさ。」
「ううん。なんでもない。」




ありがとう恋人愛/0331

掴めないよ、紀田くん帝人くん。
私の帝正はこんな感じです^^すいません、何故だかシャフグラが書きたくなりました、バッカーノ見てきます…
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